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HELLO!ミーミー

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2005年の8月は、日中の暑さを避け、夕方散歩に出かけるのが日課になっていた。

先日の、野良子猫シロの死もあり、私の目はいつも捨て猫を探していた。
今度、捨て猫に出会ったら必ず拾って、死なせることの無いように面倒を見よう、と心に決めていた。

そして、出会いは2週間後にやってきた。
濃い灰色の縞模様、目は黄色、まっすぐな尻尾、可愛い顔立ち、そして、右わき腹に膿み傷を負ったメスの子猫。
飼い猫だったのか、かなり人懐こい。足元に擦り寄ってニャーニャー鳴く。
つれてって、つれてって、と。

持ち合わせていたタオルに子猫をくるみ、自宅へ運んだ。
性格なのか、よほど弱っているのか、子猫は暴れもせず、おとなしく抱かれたままだ。
動物病院に電話連絡し、猫用のケージは私の実家に貸し出し中のため農家で使う米の麻袋に入れて搬送。

病院の診察台に、ちょこんと座っていい子にしていた。

「おとなしいね」

と、先生と二人で話した。

傷は、他の猫に噛まれたものらしかった。
傷用の飲み薬、目やに用の目薬、栄養剤(流動食のようなもの)が処方された。
捨て猫ということで計らってくれ、費用をかなり安くして頂いた。
子猫用キャットフードのサンプルまで下さった。

帰宅後も、子猫は麻袋から出ず、ごろんと横になり、喉をぐるぐる鳴らした。
飼われていたのを捨てられて、何日も外で夜明かしをし、お腹を空かせて、他の猫に噛まれて傷が痛んで・・・この子は短い人生の中で、すでにいろんなことを経験してしまったのだ。
でももう大丈夫。ゆっくりおやすみ。

と、そのとき、先住猫クロが帰宅した。

ニャー、ニャー、といつものかすれ声で鳴くと、子猫がむくっと起き上がり、「わーい仲間だー」と早足でクロに近づき、鼻先をクロに近づけた。
猫同士が鼻をすり合わせるのは、友情のしるしなのだ。

ところが、クロときたら、、、
フーッ!!

と子猫を威嚇し、その日以来、クロは家出して帰らない。
お前大人だろ!(怒)子猫に嫉妬するとは何たることだ!

かといって、子猫を追い出すわけにもいかない。
とにかく怪我を早く治してやり、里子に出そう、と決めたのだったが・・・。


+++ 我が猫、クロ +++ さよなら、シロ +++ HELLO!ミーミー +++ ブログ『みは風呂(ちゃうさぎ日報)』 +++

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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